2026/03/02 16:00
Billyrromが、大阪、東京、ソウル、香港、台北の計5都市を巡る初のアジアツアー【Billyrrom Asia Tour 2026 “Jupiter=”】の東京公演を2月27日、Zepp DiverCity(TOKYO)で開催した。
進化し続けるBillyrrom。2公演目となった東京公演は、バンドの新たな旅路を祝福する大切な一夜となった。東京ニューバイヴス、ロックを経由したソウルフルなファンクネス=“トーキョー・トランジション・ソウル”を奏でる6人組バンド、Billyrrom。2026年2月27日、アジアツアー【Billyrrom Asia Tour 2026 “Jupiter=”】東京・Zepp DiverCity公演を目撃した。過去最大キャパとなる会場だ。
オープニングは、厳かにして高揚感を高めるクラシック「木星」をアレンジしたSEからスタート。スモークが広がる壮大な幕開けに続き、新境地となったトライバルなグルーヴチューン「Bon Voyage」でアッパーに攻め立てる。Taiseiwatabiki(Ba.)とShunsuke(Dr.)による低音の効いた強靭なリズム隊。Leno(Key./ Syn.)とYuta Hara(DJ/ MPC)が生み出す煌びやかなサウンドスケープ。その上を颯爽と、Mol(Vo.)によるレンジの広い歌声とコーラスワークが軽やかに駆け抜けていく。さらに、Rin(Gt.)のギターサウンドとシンクロするアグレッシブなレーザー演出が、会場のテンションを最上級へと押し上げていった。
「ようこそ、Billyrromです!」
Molの第一声から、カラフルでメロディアスな「CYM」へ。ステージ背面の巨大LEDにバンドロゴが誇らしげに浮かび上がる。定番の鉄壁チューン「Solotrip」、ファンキッシュな「Defunk」を矢継ぎ早に繰り出し、「遊ぼうよ!」の一言でフロアは歓声に包まれる。Rinによる70’sライクなギターソロも鮮やかに決まり、会場の熱は一気に上昇した。
「こんばんは! 今日は来てくれてありがとう。好きにやらしてもらいますんで、好きに受け取って、好きに感じてください。期待しています!」
Molからのメッセージが優しく、しかし確信を帯びた言葉として響く。続いて、バンドのアティチュードを込めた「Noidleap」。Lenoのピアノフレーズから跳ねるビートがグルーヴする「Hold Me Tight」へと展開。Mol が、「肩の力を抜いていきましょう~」と、せつなくもメロウなスローバラード「Torie」へ。会場の空気は一転、柔らかな温度に包まれていく。
中盤、サイケデリックかつプログレッシヴな展開でライブ空間を一変させる「SERENADE for Brahma」。さらに、めくるめくレーザーを解き放つ「CALL, CALL」でダンサブルな世界観へ一気にギアチェンジ。ギタリストRinがマイク片手にフリースタイルを披露し、フロアの高揚感をさらに煽る。
そして、あえて多くは語らないが、プチトラブルを装った(!?)アットホームな全員MCタイムへ。わちゃわちゃとした和やかな空気が流れるなか、一旦ステージをはけたRinが、なんとフロア後方から再登場。オーディエンスの間を練り歩きながらラップする、スペシャルな「Stained Glass」へと突入する。
即興的にロックなセッションを挟み、ライブ人気の高い「Magnet」が炸裂。お馴染みのタイムストップ演出の最中、Molが突如、「秘密を教えます」と、重大発表を切り出した。突然のビッグニュースに、この日一番、喜びの大歓声が会場を揺らした。内容は先行して会場限定となり、公式発表は最終公演となる4月18日の台北公演終了後となるようだ。
「この曲で祝ってくれ!」
その言葉とともに、「Once Upon a Night」がスタート。バンドの未来を祝福するかのように笑顔が弾む。後半、膨大なレーザーが飛び交う祝祭空間へ。
勢いそのままに、魔法の魅力を振りまくキラーチューン「Funky Lovely Girl」。ミラーボールに照らされ、キラキラと輝く会場。さらにサプライズで、アース・ウィンド・アンド・ファイアー「セプテンバー」をメドレー形式でカバー。Molの美しい裏声に、観客は思わず息をのむ。再び「Funky Lovely Girl」へ戻り、コール&レスポンスで一体感は最高潮に達した。
満を持して、Billyrromらしさを体現するポップアンセム「Unknown Island」を誇らしく披露。本編ラストへ向け、一気に駆け抜けていく。
鳴り止まないアンコール。熱のこもった拍手の波。満足げな笑顔で再びステージにあらわれた6人。Molが静かに語りかける。「もし今日が終わっても 迷った時は自分の心に聞いてみてください。自分だけの素直な気持ちと心を忘れないでください。そして、あなただけの素直な気持ちを誰にも邪魔させないでください。俺たちはいつでも素直な気持ちで待っています。今日はありがとう!」
奏でられたのは、バンド結成最初期に制作されたポップソウル「Babel」。日本語詞による最新バージョンだ。「最後の曲です。また会う日まで、よいミュージックライフを!」Molの真摯な挨拶に続き、躍進のきっかけとなったキラーチューン「Danceless Island」へ。軽快なステップとともに、流麗なダンスグルーヴが会場を包み込む。背景LEDにはスタッフクレジットが映し出され、感極まるままに大団円を迎えた。
2026年冬、最大キャパを更新したBillyrromは春へ向けて新章の扉を開こうとしている。町田出身、2020年結成。“トーキョー・トランジション・ソウル”を鳴らす6人組バンド、Billyrrom。そのグローバルな大躍進から、ますます目が離せない。この物語の続きを、ぜひ現場で体感してほしい。
Text byふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Photos by Hayato Niiya
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